米・マサチューセッツ州図書館コミッショナーズ理事会、公共図書館の空間デザインに関するガイド“Library Space: A Planning Resource for Librarians”を公開

2020年11月16日、米・マサチューセッツ州図書館コミッショナーズ理事会(Massachusetts Board of Library Commissioners:MBLC)は、公共図書館の空間デザインに関するガイド“Library Space: A Planning Resource for Librarians”の公開を発表しました。

発表によれば、同ガイドは図書館空間デザインのためのベストプラクティスをまとめた内容となっており、図書館員・管理者・空間プランナー・建築家に対し公共図書館建築を計画しデザインするためのツールを提供するものです。

同ガイドの作成は、MBLCが実施するプログラム“Massachusetts Public Library Construction Program”と米・ボストンを拠点とするデザイン企業Sasakiとの協力により、2019年6月から2020年11月にかけて行われました。同ガイドp.16には「柔軟な施設」(A Flexible Facility)についての記述があり、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い実施された図書館施設の閉鎖やソーシャルディスタンシングにも言及しています。

New Space Planning Guide for Libraries(MBLC, 2020/11/16)
https://mblc.state.ma.us/news/news-releases/2020/nr201116-2.php

Library Space(MBLC)
https://mblc.state.ma.us/programs-and-support/construction/libraryspace.php

Library Space: A Planning Resource for Librarians [PDF:47MB]
https://mblc.state.ma.us/programs-and-support/construction/files/Library-Space-Planning-Resource.pdf

参考:
新型コロナウイルス感染症により図書館施設に求められる変化とは(記事紹介)
Posted 2020年8月6日
https://current.ndl.go.jp/node/41682

E2091 – あらゆる人が集う場所に:英・公共図書館建築の優良事例から
カレントアウェアネス-E No.360 2018.12.20
https://current.ndl.go.jp/e2091

E2269 – 地域の拠点としての図書館施設:国立国会図書館の調査研究
カレントアウェアネス-E No.392 2020.06.11
https://current.ndl.go.jp/e2269

No.18 地域の拠点形成を意図した図書館の施設と機能
https://current.ndl.go.jp/report/no18