シンセサイザーを貸し出す図書館(米国)

米国ミシガン州のアナーバー地域図書館(Ann Arbor District Library:AADL)ではさまざまな楽器の貸し出しを行っているそうです。ブリップトロニック5000(Bliptronic 5000)、シンガマグープ(Thingamagoop)、スタイロフォン・ビートボックス(Stylophone Beatbox)のようなシンセサイザーから、コンサーティーナ(アコーディオンの一種)やブームワッカー(Boomwhackers、チューブ型の楽器)といったものも。これらの楽器はOPACに登録され、各楽器のページには使い方を紹介する動画も埋め込まれています。

SOPAC(Social OPAC)などの取組みで知られる同館ですが、楽器の貸し出しを開始した理由については、「利用者に楽しいことやクリエイティブなことを提供したい」としています。また、同館では、電子書籍が普及するにつれて、いろいろな物理的な“もの”を貸し出すことについても考えているそうです。

Michigan Radio誌によると、ミシガン州には他にもパペットや、釣り道具やケーキの焼き型などを貸し出す図書館もあるそうです。

請求記号=“music tools”による同館OPACの検索結果
http://www.aadl.org/catalog/search/callnum/music%20tools

例:Thingamagoop 2
http://www.aadl.org/catalog/record/1411893

Get a Thingamagoop at the library(Michigan Radio 2012/8/10付け記事)
http://michiganradio.org/post/get-thingamagoop-library

参考:
ウクレレを貸し出す図書館(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/9262

アナーバー地域図書館、Social OPACをリリース!
http://current.ndl.go.jp/node/5310