20世紀後半のウェールズにおけるテレビと記憶の係わりを尋ねるプロジェクトサイト“Media and the Memory in Wales”公開

2012年5月17日に、英国ウェールズのアベリストウィス大学(Aberystwyth University)が、JISCの助成を受けて、“Media and Memory in Wales”というウェブサイトを公開しました。このウェブサイトは、1960年代半ばから1990年代半ばまでの「テレビ全盛期」にかけて、テレビが自分あるいは家族、コミュニティにとってどのような重要性をもつものであったのか、その記憶についてインタビューし、記録したものです。このプロジェクトは、ウェールズにおける「テレビの時代」に関連したオーラルな記録を収集保存し、政治的・文化的に重要なテレビの一時代の記憶収集を呼び掛けることを目的としているようです。インタビュー調査は、ウェールズの4つの地方(Caernarfon、Carmarthen、the Rhondda、Wrexham)で実施されており、ウェブサイトでは、その地域ごと、あるいは、エリザベス女王の戴冠(1953年)等の歴史的なイベントごと、インタビュアーごとに、語られた記憶を見ることができます。

Media and the Memory in Wales
http://www.mediaandmemory.co.uk/

Historical Welsh events on-line (Aberystwyth University 2012/5/17付けの記事)
http://www.aber.ac.uk/en/news/archive/2012/05/title-115777-en.html

Historic Welsh events online (JISC 2012/5/21付けの記事)
http://www.jisc.ac.uk/news/stories/2012/05/tv.aspx