OCLC Researchが「ウィキペディアン・イン・レジデンス」を採用

米国OCLCの研究部門OCLC Researchが、「ウィキペディアン・イン・レジデンス」(Wikipedian in Residence)としてMax Klein氏を雇用したと発表しました。2012年8月末までの3か月間の有給ポストです。クライン氏には、OCLC、図書館関係者、Wikipediaコミュニティをつなぐ役割が期待されており、彼の当面の目標は、OCLCや図書館に対してWikipediaの活動を伝えることや、どのような技術的統合が可能かを調査することです。

ウィキペディアン・イン・レジデンスとは、Wikipediaによれば、「Wikipediaの編集者が、何らかの機関に所属して、その機関に関連したWikipediaの記事を活発にする」ことです。世界で初めての例は、大英博物館で5週間活動を行なったLiam Wyatt氏とのことです(Wyatt氏は2011年11月に来日して横浜・京都で講演等を行っています)。

Max Klein Named OCLC Research Wikipedian in Residence(OCLC 2012/5/22付けニュース)
http://www.oclc.org/research/news/2012-05-22.htm

OCLC Research Seeks Wikipedian in Residence(OCLC 2012/3/28付けニュース)
http://www.oclc.org/research/news/2012-03-28.htm

Wikipedian in Residence(Wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:GLAM/BM/Wikipedian_in_Residence

Wikipedian in Residence(Wikimedia)
http://outreach.wikimedia.org/wiki/Wikipedian_in_Residence

プロジェクト:アウトリーチ/GLAM(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88:%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%81/GLAM

参考:
米国議会図書館のデジタル化資料の教育現場での活用を図る「ティーチャー・イン・レジデンス」
http://current.ndl.go.jp/node/19458

米国国立公文書館(NARA)の「ウィキペディアン・イン・レジデンス」
http://current.ndl.go.jp/node/18322