「この本すごく良かった!」を共有・発信するハーバード大学図書館の“Awesome Box”プロジェクトが試行的に実施

米国ハーバード大学の図書館ラボが2011年12月に第3期の支援対象プロジェクトとして発表した“Awesome Box”が、同大学図書館で試行的に実施されています。2012年5月17日付けの図書館ラボの記事によると、この“Awesome Box”とは、利用者が図書館資料を読んで役立ったり、楽しんだり、あるいは、衝撃を受けたりしたと感じた場合に、その資料を他の利用者にも広めるために利用されるサービスです。具体的には、利用者にはその図書館資料を返却する際に、通常の返却ボックスではなく“Awesome Box”に返却してもらい、図書館員が返却業務の際にバーコードを読み込むことで、“Awesome”な資料として登録されます。“Awesome Box”に返却された資料のデータは、RSSフィードやTwitter、APIを通じて提供されるとともに、「最近の評価の高い(Awesome)資料」としてウェブページでも公開されているようです。

Awesome at the Harvard Library
http://librarycloud.org/awesome/

Awesome Box Pilot (The Harvard Library Innovation Laboratory 2012/5/17付けの記事)
http://librarylab.law.harvard.edu/blog/2012/05/17/awesome-box-pilot/

参考:
E1096 – ハーバード大,新サービス開発のための「図書館ラボ」を開設
http://current.ndl.go.jp/e1096

ハーバード大学の図書館ラボ、第3期の支援対象プロジェクトを発表
http://current.ndl.go.jp/node/19704