2024年1月4日、米・OverDrive社が、2023年の同社のサービスを通じた図書館・学校におけるデジタルコンテンツの貸出件数が過去最高を記録したと発表しました。
発表によると、2023年全体の電子書籍・雑誌及びオーディオブックの貸出件数は約6億6,200万回であり、2022年比で19%増加したとあります。増加の理由としては読書用アプリLibbyの新機能の導入や、人気新作タイトルの追加、より柔軟な提供モデルの導入が考えられると述べられています。
このほか、発表の中では2023年に貸出しの多かった作品のランキングや動画配信サービスKanopyの利用状況にも触れられています。
Libraries Achieve Record-Breaking Circulation of Digital Media in 2023(OverDrive, 2024/1/4)
https://company.overdrive.com/2024/01/04/libraries-achieve-record-breaking-circulation-of-digital-media-in-2023/
参考:
OverDrive社による2022年の電子書籍貸出のデータとハイライト(記事紹介) [2023年02月01日]
https://current.ndl.go.jp/car/171808
OverDrive社、電子書籍の貸出件数が累計30億件を超えたと発表 [2022年11月28日]
https://current.ndl.go.jp/car/167033
OverDrive社、図書館を対象に動画配信サービスを行っているKanopy社を買収 [2021年06月11日]
https://current.ndl.go.jp/car/44184
CA1978 – 動向レビュー:米国での電子書籍貸出をめぐる議論 / 井上靖代
カレントアウェアネス No.344 2020年6月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1978