フランス国立科学研究センター(CNRS)、抄録・引用文献データベースScopusの購読契約を終了

2024年1月11日、フランス国立科学研究センター(CNRS)が、2023年12月末をもって抄録・引用文献データベースScopusの購読契約を終了したと発表しました。

発表では、この決定は同センターのオープンサイエンス方針に従って、商用の書誌データベースからオープンソースのフリーツールに切り替えるプロセスの第一歩であると述べられています。

なお、同センターの研究者の利用がより多いWeb of Scienceの購読は継続されるとあります。

The CNRS has unsubscribed from the Scopus publications database(CNRS, 2024/1/11)
https://www.cnrs.fr/en/cnrsinfo/cnrs-has-unsubscribed-scopus-publications-database

関連:
The Leiden Ranking will be the first to use open data as a criterion to support the adoption of Open Science principles(Ouvrir la science, 2023/10/9)
https://www.ouvrirlascience.fr/the-leiden-ranking-will-be-the-first-to-use-open-data-as-a-criterion-to-support-the-adoption-of-open-science-principles/

参考:
E2595 – フランスの研究機関におけるAPCに関する分析について
カレントアウェアネス-E No.456 2023.05.18
https://current.ndl.go.jp/e2595