電子ジャーナルアーカイビングの“LOCKSS”プログラム、動的でインタラクティブな学術情報の長期保存に向けた研究開発を実施へ

2012年4月18日、電子ジャーナルアーカイビングの“LOCKSS”(Lots of Copies Keep Stuff Safe)プログラムが、アンドリュー・W・メロン財団から2年間の助成を得て、動的なデジタルコンテンツの保存に関する技術開発を行うと発表しました。電子ジャーナル等の学術情報は従来静的なコンテンツでしたが、Web2.0やHTML5等の技術によって動的でインタラクティブなものが登場し、それらの長期保存が課題になっています。

LOCKSS Program Receives Andrew W. Mellon Foundation Grant(LOCKSS 2012/4/18付けニュース)
http://www.lockss.org/news-media/news/lockss-program-receives-andrew-w-mellon-foundation-grant/

参考:
CA1597 – 動向レビュー:電子ジャーナルのアーカイビング−海外の代表的事例から購読契約に与える影響まで− / 後藤敏行
http://current.ndl.go.jp/ca1597

E1117 – CLOCKSSへ日本の大学図書館が参加
http://current.ndl.go.jp/e1117

英国物理学会(IOP)、オンライン論文に新機能を追加する“article evolution”を開始
http://current.ndl.go.jp/node/19078

Elsevier社、「未来の論文」のプロトタイプを公開
http://current.ndl.go.jp/node/18404

Cell社、学術記事のオンライン表示のための新しいフォーマットを導入http://current.ndl.go.jp/node/15596