利用者用システムで図書館用語を分かりやすくするためのベストプラクティス等を掲載した、“Library Terms That Users Understand”というサイトが公開されています。米国カリフォルニア大学図書館のレファレンスライブラリアンのJohn Kupersmith氏によるもので、ユーザビリティ調査で利用者が目的を達せられないケースを用語の観点から分析した結果に基づいたもので、ベストプラクティスとしては、以下のような点が示されています。
・利用者が何を理解し何を理解しないかを調べる。
・利用者がよく誤解する用語は、使用を避けるか注意して使う。
・自然な言葉での表現を使い、「本」や「記事」等の目印となる単語を入れる。
・ややこしい用語には説明を加える。
・スペース的に説明が加えられない場合は、いったん説明のあるページを経由するようにする。
・利用者が間違ったページに行っても大丈夫なように、複数の経路からアクセスできるようにする。
・用語に一貫性を持たせる。
Library Terms That Users Understand
http://www.jkup.net/terms.html
“Library Terms That Users Understand” website updated(Peter Scott’s Library Blog 2012/3/3付けの記事)
http://xrefer.blogspot.com/2012/03/library-terms-that-users-understand.html