2012年2月9日、米国の上院・下院に“Federal Research Public Access Act”(FRPAA)法案が提出されました。同法案はこれまで、2006年(上院)、2009年(上院)、2010年(下院)にも提出されています。FRPAAの内容は、外部委託研究の予算が年間1億ドルを超える連邦政府機関(現時点で農務省等11機関が該当)に対して、パブリックアクセス方針を策定して、助成を受けた研究者が査読論文をオープンアクセスで公開すること等を求めるというものです。このFRPAAに対して賛同の意を示す文書が、2012年2月14日付けで、米国法学図書館協会(AALL)、米国図書館協会(ALA)、大学・研究図書館協会(ACRL)、北米研究図書館協会(ARL)、クリエイティブコモンズ、Greater Western Library Alliance、Public Knowldge、Public Library of Science(PLoS)、SPARCの以上9団体から発表されました。
ARL等9団体が発表した文書(2012/2/14付けPDF文書)
http://www.arl.org/bm~doc/oawg-senate-frpaa-14feb2012.pdf
Federal Research Public Access Act(SPARC)
http://www.arl.org/sparc/advocacy/frpaa/
Federal Research Public Access Act(Alliance for Taxpayers Access)
http://www.taxpayeraccess.org/frpaa
米国: 公的助成研究成果のOA化を定める新法案FRPAA2012の提出、ゲームの行方は?(情報管理Web STI Update 2012/2/10付け記事)
http://johokanri.jp/stiupdates/policy/2012/02/006909.html
参考:
5.2 米国におけるオープンアクセスの動向
http://current.ndl.go.jp/node/14423