米Library Copyright Alliance、オンライン海賊行為防止法(SOPA)法案の対案“OPEN Act”を作成する動きを歓迎

米国の「オンライン海賊行為防止法」(Stop Online Piracy Act:SOPA)法案に対して、一部の議員が“Online Protection & ENforcement of Digital Trade Act”(OPEN Act)という対案を作成する動きがあるようです。その作成の過程は“KeepTheWebOpen.com”というウェブサイトで公開されており、ユーザ登録することで対案にコメントすることも可能となっているようです。2011年11月、米国図書館協会(ALA)・北米研究図書館協会(ARL)・米国の大学・研究図書館協会(ACRL)からなる“Library Copyright Alliance”(LCA)は、SOPAに対する懸念を表明しましたが、このOPEN Actに対しては、12月12日付けで歓迎(welcome)の意を示すレターを公開しています。レターでは、OPEN Actの不法サイトに対する慎重なアプローチと、そのオープンな作成過程について評価しているようです。SOPA法案は、近々下院司法委員会において投票が行われる予定のようです。

OPEN Actに関わる議員らへのレター(LCA 2011/12/12付け)
http://www.arl.org/bm~doc/lca_letteropenact_12dec11.pdf

KeepTheWebOpen.com
http://keepthewebopen.com/

Library Copyright Alliance Releases Letter Welcoming OPEN Act (The Digital Shift 2011/12/16付け記事)
http://www.thedigitalshift.com/2011/12/copyright/arl-releases-letter-welcoming-open-act/

参考:
米Library Copyright Alliance、オンライン海賊行為防止法(Stop Online Piracy Act)法案に対する懸念を表明
http://current.ndl.go.jp/node/19522