2023年10月20日、韓国の理工系高等教育機関である韓国科学技術院(KAIST)が、Springer Nature社と転換契約を締結したことを発表しました。韓国で同社と転換契約を締結するのは、KAISTが初であるとしています。
2024年から2026年まで、KAISTに所属する研究者は、同社の約2,350タイトルのジャーナルにアクセスが可能となり、出版費用を負担することなくオープンアクセス(OA)論文を出版できるようになります。
우리 대학, 국내 최초 스프링거 네이처와 오픈액세스 계약 체결(KAIST, 2023/10/20)
https://news.kaist.ac.kr/news/html/news/?mode=V&mng_no=32050
Latest TA from Springer Nature sees Open Access momentum build across East Asia(Springer Nature, 2023/11/1)
https://group.springernature.com/gp/group/media/press-releases/first-ta-in-south-korea-with-kaist/26277788
【プレスリリース】シュプリンガーネイチャーの最新の転換契約により、東アジア全体におけるオープンアクセスの機運が高まる(Springer Nature, 2023/11/8)
https://www.springernature.com/jp/20231113-pr-kaist-ta-jp/26295780
参考:
Karger社、韓国科学技術情報研究院(KISTI)が運営するコンソーシアムKESLI、韓国大学図書館連合会のKCUEと、3年間の転換契約を締結したと発表 [2023年06月12日]
https://current.ndl.go.jp/car/183287
Wiley社、韓国・国家科学技術研究会(NST)と3年間の転換契約を締結 [2022年01月12日]
https://current.ndl.go.jp/car/45461
韓国・国家科学技術研究会(NST)とElsevier社、転換契約を締結 [2020年12月23日]
https://current.ndl.go.jp/car/42836