米Library Journal誌とSchool Library Journal誌が実施した、第2回目となる電子書籍動向調査“2011 Ebook Penetration & Use in U.S. Libraries Survey”の報告書がリリースされたそうです。回答したのは、公共図書館1,053館、学校図書館905館、大学図書館488館の計2,446館とのことです。報告書は公共図書館編、大学図書館編、学校図書館編の3部に分かれており、いずれも有料ですが、以下のような結果概要がThe Digital Shiftで紹介されています。
・電子書籍を提供しているのは、公共図書館の82%(2010年調査より10ポイント増加)、大学図書館の95%(1ポイント増加)。
・平均提供タイトル数は、公共図書館が4,350タイトル(184%増加)、大学図書館が65,208タイトル(93%増加)。
・「電子書籍は図書館に新しいユーザを呼び込んだか?」という質問に「はい」と答えたのは、公共図書館の74%、大学図書館の33%。
・電子書籍を読むのに使われているのは、公共図書館は85%が「電子書籍リーダー」、大学図書館は72%が「PC」と回答。
・「電子書籍を提供しない理由は?」という質問に対してもっとも多かった回答は、公共図書館は「予算がない」、大学図書館は「電子書籍端末がない」。
・「今年は電子書籍の貸出はどうなると思いますか?」という質問には、公共図書館の95%、大学図書館の67%が「増える」と回答。
Dramatic Growth | LJ‘s Second Annual Ebook Survey (The Digital Shift 2011/10/12付けニュース)
http://www.thedigitalshift.com/2011/10/12/dramatic-growth-ljs-second-annual-ebook-survey/
Ebook Penetration Reports (The Digital Shift)
http://www.thedigitalshift.com/research/ebook-penetration/
LJ’s Second Annual Ebook Survey Shows Dramatic Growth (Library Journal 2011/10/12付けニュース)
http://www.libraryjournal.com/lj/home/892381-264/ljs_second_annual_ebook_survey.html.csp