2023年8月25日、内閣府知的財産戦略推進事務局と国立国会図書館(NDL)の主催により、「デジタルアーカイブフェス2023―デジタルアーカイブで地域の価値を再発見する―」がオンラインで開催されます。
産学官の関係者が一堂に会し、先進事例の紹介や好取組事例の顕彰を行うイベントです。デジタルアーカイブが日常に溶け込んだ創造的社会の実現を目指し、アーカイブ機関の活動展開に資する情報の共有、デジタルアーカイブ利活用の拡大のための関係者の連携促進を図るとあります。
参加費は無料であり、事前の申し込みが必要です。
当日のプログラムは以下のとおりです。
第I部 シンポジウム
(1)パネルディスカッション「地域アーカイブの可能性―地域価値の再発見と活用―」
モデレーター:柴野京子氏(上智大学文学部教授)
パネリスト:吉成信夫氏(みんなの森 ぎふメディアコスモス)、串間聖剛氏(大分
県大分市教育委員会教育部文化財課)、重水憲朗氏(鹿児島県日置市総務企画部地域
づくり課)
(2)デジタルアーカイブジャパン・アワード2023 表彰
進行:高野明彦氏(実務者検討委員会座長/国立情報学研究所名誉教授)
第II部 地域におけるデジタルアーカイブの構築・連携等
(3)ジャパンサーチとの連携について(概要と連携方法等)
国立国会図書館
(4)地域アーカイブの域内連携・活用及びジャパンサーチとの連携事例報告
・長野県上田市「上田市デジタルアーカイブ」
井戸芳之氏(上田市マルチメディア情報センター)
・縄文遺跡群世界遺産本部「JOMON ARCHIVES」
鹿内翔平氏(縄文遺跡群世界遺産事務局)
・神戸大学附属図書館デジタルアーカイブ「新聞記事文庫」
守本瞬氏(神戸大学附属図書館情報管理課)
・栃木県「とちぎデジタルミュージアムSHUGYOKU」
和久征夫氏(栃木県生活文化スポーツ部)
・福岡県福岡市「福岡市デジタルアーカイブ」
福薗美由紀氏(福岡県福岡市経済観光文化局文化財活用部)
第III部 産業界におけるデジタルアーカイブの活用等
(5)デジタルアーカイブを活用した地域振興の可能性
・デジタルアーカイブと地域資源のマッチング・観光活用による価値向上~アニメ聖地巡礼「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」~
鈴木則道氏(一般社団法人アニメツーリズム協会専務理事)
・メタバースにおける地域アーカイブの活用と地域創生について~バーチャルトラベルプラットフォームANA GranWhale~
松尾英樹氏(ANA NEO株式会社事業開発部リーダー)
デジタルアーカイブフェス2023~デジタルアーカイブで地域の価値を再発見する~(首相官邸)
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/forum/index.html
参考:
E2547 – デジタルアーカイブフェス2022-ジャパンサーチ・デイ<報告>
カレントアウェアネス-E No.445 2022.10.13
https://current.ndl.go.jp/e2547