「あなたにとって、図書館情報学修士号(MLIS)は価値あるものですか?」、第2回目の調査結果が公表

2011年6月14日に、米国コロラド州立図書館等による調査グループLibrary Research Service(LRS)が、図書館情報学修士号(MLIS)の価値をテーマに実施した簡易調査(60-Second Survey)の結果を発表しています。調査には、米国全土および15か国から約2,500名が参加したとのことです。調査結果の概要は以下のとおりです。
・「MLISの学位を取得するのにお金と時間を懸ける価値はありますか/ありましたか?」という質問に対して、回答者の76%が「ある」もしくは「間違いなくある」と回答。
・MLISを取得した時期で上記の回答を分類すると、16年以上前に取得した回答者は、92%の人が「(価値が)ある」「間違いなく(価値が)ある」と回答していたのに対して、1-5年前に取得した回答者のうち、「(価値が)ある」「間違いなく(価値が)ある」と回答したのは合わせて65%となる。また、1年以内に取得した人は、「(価値が)ある」「間違いなく(価値が)ある」と回答したのは合わせて68%である。
・「今、MLISを取得することを勧めますか?」という問いに対しては、「強く勧める」「勧める」と回答した人の割合は63%であり、「勧めない」「止めるように説得する」という回答は合わせて24%である。
・MLISの取得時期で上記の回答を分類すると、16年以上前に取得した人は、「強く勧める」「勧める」の回答割合は合わせて75%となるのに対して、1-5年前の取得者で「強く勧める」「勧める」と回答した人の割合は49%となる。1年以内に取得した人で、「強く勧める」「勧める」と回答したのは合わせて60%である。

Results from the 60-Second Survey: What is the Value of an MLIS to You? (Library Research Service 2011/6/14付けの記事)
http://www.lrs.org/news/2011/06/14/results-from-the-60-second-survey-what-is-the-value-of-an-mlis-to-you/

参考:
2,000人に聞きました-「あなたにとって、図書館情報学修士号(MLIS)は価値あるものですか?」
http://current.ndl.go.jp/node/12849