2,000人に聞きました-「あなたにとって、図書館情報学修士号(MLIS)は価値あるものですか?」

米国コロラド州立図書館の図書館調査サービスが、ウェブサイトで実施した図書館情報学修士号(MLIS)の価値に関する調査の結果を2009年4月に発表しています。質問は、(1) MLISは、投資に見合う価値があったか?(2) 現在、MLISを取ることを薦めるか?の2つで、(2)については、MLIS非取得者にも質問しています。全米50州のすべて、また6つの大陸からおよそ2,000名が回答したとのことです。

この調査では、(1)では、MLIS取得者全体の89%が「あった」と答えているものの、最近5年以内に取った人に限ればその率は81%になること、(2)では、MLIS取得者全体の86%が「薦める」としているものの、MLIS非取得者では58%にまで下がることが報告されています。また回答者の約半数が残したコメントについて、内容と態度(肯定的/否定的)も分析されています。コメントの分析では、本質的価値については98%が肯定と高く評価されているものの、求人市場、給与、専門職としての認知などは否定的に評価されていることなどが紹介されています。

What Is the Value of an MLIS? – Library Research Service
http://www.lrs.org/blog/viewitem.php?post=281