Internet Archiveの「物理的なアーカイブ」についてのケール氏による紹介記事

Internet Archiveによる、紙の書籍などを保存する物理的なアーカイブ(Physical Archive)について、ケール(Brewster Kahle)氏による記事が、Internet Archiveのブログに掲載されています。デジタル資料だけでなく物理的な資料を保存する理由として、将来にオリジナル資料を確認する必要が発生した時に参照資料として使用できるようにということを挙げ、その役割を、植物の種子を保存するシードバンクになぞらえています。通常の利用はデジタル媒体を用いて行い、保存された紙資料へのアクセスはごくたまにしか行わないという想定のようです。資料は貨物用コンテナを改修したものに保存され、一つのコンテナに4万冊程度収蔵できるとのことです。1000万冊規模を目指しているとのことです。

Why Preserve Books? The New Physical Archive of the Internet Archive(Internet Archiveのブログ 2011/6/6付けの記事)
http://blog.archive.org/2011/06/06/why-preserve-books-the-new-physical-archive-of-the-internet-archive/

参考:
Internet Archive、紙の書籍などを保存する物理的なアーカイブを開設へ
http://current.ndl.go.jp/node/18177