2011年2月22日に、Internet Archiveは、OpenLibraryで電子書籍約8万冊の貸出プログラムを開始したと発表しています。この計画には、150館の公共・大学図書館等が協力しており、提供される資料は主に20世紀に出版されたものとのことです。OpenLibraryのアカウントをもつ利用者は、OpenLibraryから1度に5冊まで、最長2週間電子書籍を借りることができるようです。電子書籍の貸出中は、他の利用者は利用不可となるようですが、電子書籍はブラウザやPDFバージョン、EPUB形式のいずれかを選択し、iPadやラップトップコンピュータ、図書館の利用者用端末等で読むことができるとのことです。Internet Archiveのケール(Brewster Kahle)氏は、世界中の図書館に対してこの取組みへの参加を呼びかけているようです。
Internet Archive and Library Partners Develop Joint Collection of 80,000+ eBooks To Extend Traditional In-Library Lending Model (2011/2/22付け Internet Archiveのニュース)
http://www.archive.org/post/349420/in-library-ebook-lending-program-launched
Internet Archive Partners With 150 Libraries to Launch an E-Book Lending Program (2011/2/22付け Read Write Webの記事)
http://www.readwriteweb.com/archives/internet_archive_partners_with_150_libraries_to_la.php
Open Library
http://openlibrary.org/borrow
参考:
【イベント】国立国会図書館でInternet Archiveの創設者ケール氏による講演会を開催(3/24)
http://current.ndl.go.jp/node/17642