国立国会図書館、「第三期科学技術情報整備基本計画」を策定

2011年3月、国立国会図書館は、今後5年間(2011~2015年度)で科学技術情報整備のために取り組むべき事項をまとめた「第三期科学技術情報整備基本計画」を策定しました。この計画は、2011年1月に科学技術関係資料整備審議会から提出された「国立国会図書館における今後の科学技術情報整備の基本方針に関する提言」を受けて策定したものです。基本計画は、国立国会図書館が、「知識インフラ」の構築に積極的に関与することにより、科学技術情報をはじめとする人文・社会科学分野も含む学術情報の収集・保存・提供機能を拡充・強化するとともに、他の機関との連携協力を進め国全体の学術情報基盤整備に寄与することを目的としています。その上で、国立国会図書館が取り組むべき事項として、(1)「知識インフラ」構築の推進、(2)国内学術出版物のデジタル化と電子情報資源の収集、(3)デジタル化のための環境整備、(4)電子情報資源の管理・保存、(5)電子情報資源の利活用の促進、(6)従来の所蔵資料・サービスと電子情報資源との有機的連携、(7)利用情報の解析と利活用、(8)「知識インフラ」の中核機能としての社会的な機能の展開、の8項目を掲げています。

第三期科学技術情報整備基本計画
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/pdf/basic_plan03.pdf

科学技術情報整備に関連する諸計画
http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/technology_info_03.html

参考:
E1149 – 「知識インフラ」の構築に向けて国立国会図書館が果たす役割
http://current.ndl.go.jp/e1149

科学技術関係資料整備審議会、国立国会図書館に「国立国会図書館における今後の科学技術情報整備の基本方針に関する提言」を提出
http://current.ndl.go.jp/node/17540