2023年5月23日、国際図書館連盟(IFLA)はユネスコの「緑化教育パートナーシップ」(Greening Education Partnership)への参加を表明しました。
「緑化教育パートナーシップ」はあらゆるライフステージにある学習者が、気候変動の問題に取り組み、持続可能な開発を促進するのに必要な知識やスキル等を習得できるようになることを目指すイニシアティブです。2022年9月の国際連合による「教育変革サミット」(Transforming Education Summit)を機に立ち上げられました。本サミットにはIFLAも参加し、持続可能な開発のために図書館が果たしうる教育的役割について提言していました。
同記事では、IFLAは、サミットでの提言がパートナーシップの掲げる目標である「学校のグリーン化(Greening schools)」や「気候教育を生涯学習に取り入れ、コミュニティをまき込むこと(Greening communities)」に反映されていることを歓迎するとともに、パートナーシップの一員として、2023年12月に、アラブ首長国連邦のドバイで開催予定の第28回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP28)への関与も強めていくとしています。
IFLA joins UNESCO Greening Education Partnership, stresses role of libraries within schools and communities(IFLA, 2023/5/23)
https://www.ifla.org/news/ifla-joins-unesco-greening-education-partnership-stresses-role-of-libraries-within-schools-and-communities/
Greening Education Partnership(UNESCO)
https://www.unesco.org/en/education-sustainable-development/greening-future
IFLA to Highlight the Importance of Access to Information and the Role of Libraries at the Transforming Education Summit(IFLA, 2022/9/6)
https://www.ifla.org/news/ifla-to-highlight-the-importance-of-access-to-information-and-the-role-of-libraries-at-the-transforming-education-summit/
参考:
国際図書館連盟(IFLA)、持続可能な開発のためのエビデンスに関する声明を発表:各国政府がSDGsの取組に図書館を活用するよう提言 [2022年11月09日]
https://current.ndl.go.jp/car/47145
CA1964 – SDGsと図書館 ―国内の取組から― / 中村穂佳
カレントアウェアネス
No.342 2019年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1964