英国情報システム合同委員会(JISC)の支援を受け、ノッティンガム大学研究コミュニケーションセンター(Centre for Research Communications)が進めているプロジェクト“Research Communications Strategy”が、2011年3月付けで“Current Issues in Research Communications: Open Access. the View from the Academy”と題するレポートを公開しました。このプロジェクトでは、研究コミュニケーションに関して戦略レベルで生起している課題をまとめ定期的にJISCに報告しているようで、今回公開されたレポートはその4回目にして、最後の報告となるようです。レポートでは、オープンアクセス(OA)に関する以下のような問いについてまとめられているようです。
・研究者と研究支援スタッフはOAに対してどのように考えているか?
・研究者や研究支援スタッフが望ましいと思う、学術コミュニケーションの別の選択肢はあるのか?
・今後のOAのアドヴォカシーはどのように唱えられるべきか?
なお、2010年3月以降これまでに公開された3篇の報告書も、プロジェクトのサイトで公開されています。
Current Issues in Research Communications: Open Access . the View from the Academy
http://eprints.nottingham.ac.uk/1480/1/RCS_March_2011.pdf
4th Report: Open Access — the View from the Academy (Research Communication Strategy 2011/5/24付けの記事)
http://rcsproject.wordpress.com/2011/05/24/4th-report-open-access-the-view-from-the-academy/
Reports (RCSのウェブサイト。今回公開された報告書を含む全ての報告書が掲載されています。)
http://rcsproject.wordpress.com/reports/
Research Communications Strategy – Reports (Centre for Research Communicationsのウェブサイト。上記と同様、今回公開された報告書を含む全ての報告書が掲載されています。)
http://crc.nottingham.ac.uk/projects/rcs/reports.php
参考:
E1152 – 研究者はオープンアクセスについてどう考えているか
http://current.ndl.go.jp/e1152