2023年4月25日、神戸市が、同市内の全ての小中学校に学校司書を配置したと発表しました。
同市教育委員会では2014年6月の学校図書館法改正により学校司書配置が各自治体の「努力義務」となったことを受け学校司書の配置を開始し、2023年4月に同市内全ての小中学校243校(小学校161校、中学校80校、義務教育学校2校)への配置を終えたとあります。
市内全校で配置された学校司書の専門性を活かし、学校図書館の機能充実に向けて、文部科学省が掲げる「読書センター」「学習センター」「情報センター」の各機能を強化していくとしています。
[記者発表資料]学校司書をすべての小中学校へ配置 学校図書館を読書・学習・情報活動の拠点へ(神戸市, 2023/4/25)
https://www.city.kobe.lg.jp/a42646/press/r5/323476024387.html
参考:
全国学校図書館協議会(全国SLA)、「学校図書館整備施策の実施状況(2022年度最終集計)」を公表 [2023年05月09日]
https://current.ndl.go.jp/car/181330
全国学校図書館協議会(全国SLA)、パンフレット「学校図書館 いま求められている研修とは」を公開 [2023年03月27日]
https://current.ndl.go.jp/car/175342
学校図書館問題研究会、「学校司書配置調査」ページを開設 [2019年09月06日]
https://current.ndl.go.jp/car/38960
E1896 – 学校図書館ガイドラインと学校司書のモデルカリキュラム
カレントアウェアネス-E [No.322 2017.03.23]
https://current.ndl.go.jp/e1896
E1597 – 2014年学校図書館法一部改正:学校司書法制化について
カレントアウェアネス-E [No.265 2014.08.28]
https://current.ndl.go.jp/e1597
CA2014 – 文部科学省「学校図書館の現状に関する調査」結果の経年変化と課題 / 米谷優子
カレントアウェアネス No.351 2022年03月20日
https://current.ndl.go.jp/ca2014