2023年4月13日、東京大学アイソトープ総合センターは、楢葉町(福島県)、東京大学総合研究博物館と連名で、楢葉町×東京大学総合研究博物館連携ミュージアム「大地とまちのタイムライン」が4月22日に開館すると発表していました。
楢葉町の歴史資料館には、弥生時代中期の遺跡で福島県指定文化財である天神原遺跡や国の重要文化財である磐城楢葉天神原遺跡の出土品などの文化財が展示されていましたが、東日本大震災で被災し、長らく休館していました。
発表によると、同センターは、2018年度から楢葉町で教育研究活動を展開しており、2019年度からは東京大学総合研究博物館と連携しつつ、ミュージアムの整備を楢葉町と協力して進めてきました。
「大地とまちのタイムライン」では、楢葉町と東京大学総合研究博物館双方の所蔵資料の中から、「危機~再生~未来創造」をキーワードに、地球の誕生から現代に至る資料を展示するとしています。
楢葉町×東京大学総合研究博物館連携ミュージアム「大地とまちのタイムライン」開館のお知らせ(東京大学アイソトープ総合センター, 2023/4/13)
https://www.ric.u-tokyo.ac.jp/press-release/20230413/
楢葉町×東京大学総合研究博物館連携ミュージアムの開館について(楢葉町, 2023/4/14)
https://www.town.naraha.lg.jp/life/cat314/cat367/008396.html
楢葉町×東京大学総合研究博物館 連携ミュージアム 大地とまちのタイムライン(東京大学総合研究博物館)
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/naraha/index.html
参考:
再建された陸前高田市立博物館(岩手県)が開館:開館記念特別企画展「ずっと ずっと ふるさと陸前高田-よみがえった ふるさとの博物館-」を開催中 [2022年12月06日]
https://current.ndl.go.jp/car/167471
「東日本大震災アーカイブ Fukushima」が閉鎖 [2022年10月04日]
https://current.ndl.go.jp/car/46931
CA2012 – 研究文献レビュー:東日本大震災と図書館 / 熊谷慎一郎
カレントアウェアネス No.350 2021年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca2012