2023年5月2日、カナダの出版団体BookNet Canadaが、カナダにおける図書利用者に関する2022年度版の調査報告書“Canadian Book Consumer Study 2022”を公開したことを発表しました。
カナダにおける図書利用者に関する調査は毎年実施されており、今回が11回目とあります。2022年調査では3月、6月、9月、12月に、英語を話す成人カナダ人1万840人に調査が実施されました。2022年の所定の月において、調査対象者のうち18％が本を購入し、20％が図書館で本を借りていたとあります。
調査結果として、以下などが挙げられています。
・2022年では、2020年と比較して図書購入に1ドルから49ドルを支出した人が増加した一方で、100ドル以上を支出した人は減少した。
・2021年には書店を実際に訪れて本を購入した人が55％であったのに対し、2022年は64％に増加した。
・2022年、図書を購入した人と借りた人の本のブラウジング行動が増加した。
The Canadian Book Consumer Study 2022 is now available（BookNet Canada, 2023/5/2）
https://www.booknetcanada.ca/blog/2023/5/2/the-canadian-book-consumer-study-2022-is-now-available
Canadian Book Consumer Study 2022（BookNet Canada）
https://www.booknetcanada.ca/canadian-book-consumer-2022
参考：
カナダの出版団体BookNet Canada、カナダの英語書籍の出版に関する2021年版の調査報告書を公開 [2022年10月04日]
https://current.ndl.go.jp/car/46936
カナダの出版団体BookNet Canada、カナダの図書館利用に関する2021年版の調査報告書を公開 [2022年08月12日]
https://current.ndl.go.jp/car/46640
カナダの出版団体BookNet Canada、図書館利用と図書の購入の関係性について調査した報告書を公開 [2019年05月31日]
https://current.ndl.go.jp/car/38273
