図書館における返却遅れを減らす試み:Microsoft Teamsを活用したナッジによる延滞図書の督促(文献紹介)

2023年3月31日刊行の鈴鹿工業高等専門学校(三重県)の紀要第56号に、論文「図書館における返却遅れを減らす試み-Microsoft Teamsを活用したナッジによる延滞図書の督促-」が掲載されています。

多くの公立図書館や大学附属図書館等と同様に、同校でも資料の延滞が問題となっているとし、2022年度に学内に導入されたMicrosoft Teamsを活用し、行動経済学のナッジ理論を用いて延滞者の心理に働きかける方法で返却遅れを減らす試みについて検証されています。

結果として、以前行っていた電子メールによる督促に比べ、長期延滞者数を減らすことが確認できたとしています。

平林義彦, 伊藤明. 図書館における返却遅れを減らす試み-Microsoft Teamsを活用したナッジによる延滞図書の督促-. 鈴鹿工業高等専門学校紀要. 2023, (56), p. 7-14.
https://www.suzuka-ct.ac.jp/uploads/2023/03/kiyou56.pdf

※本文の一部を修正しました。(2023/4/5)