スペイン国立図書館長、図書館の未来を語る(記事紹介)

2010年12月7日付けのスペインのEl País紙に、スペイン国立図書館(BNE)のペーレス・サルメロン(Glòria Pérez-Salmerón)館長による「ポケットの中にすべての知」(Todo el saber en el bolsillo)と題された記事が掲載されています。記事では、インターネット技術の進展によって、今後10年のうちに図書館のモデルが完全に変わってしまうであろうということ、近い将来「図書館」はかばんやポケットに収まってしまい、どこからでもアクセスできるようになるだろうということ、情報が溢れる時代にあっては、図書館は情報のフィルターとしての役割を果たし、信頼できる情報を提供することに専念するだろうということ、国立図書館は、知識をもたらすような信頼できる情報の「カプセル」やコンテンツを生み出す存在となると同時に、紙の図書だけでなくインターネット上のデジタル資料も含めて貴重な資料を守る守護者としての存在となるだろう等と述べられているようです。

Todo el saber en el bolsillo (2010/12/7付け El Paísの記事)
http://www.elpais.com/articulo/sociedad/Todo/saber/bolsillo/elpepisoc/20101207elpepisoc_2/Tes

Glòria Pérez-Salmerón habla de los nuevos retos de la BNE en El País (2010/12/9付け BNEのニュース)
http://www.bne.es/es/NavegacionRecursiva/Cabecera/noticias/noticias2010/DirectoraElPais.html