カナダの図書館はセキュリティリスクにどう対処しているか(記事紹介)

カナダの公共放送局CBCが、2023年1月24日付で記事“How libraries in some other Canadian cities deal with security risks”を掲載しています。

カナダでは、2022年12月にマニトバ州のウィニペグにあるミレニアム図書館(Millenium Library)で刺殺事件が起きており、同館ではウォークスルー金属探知機が導入され、保安検査員や制服着用の警察官が動員されていることが紹介されています。

記事は他の主要都市における図書館の対応についても紹介しているほか、誰にでも開かれた場所である図書館が犯罪等に対するセキュリティ対応をしなくてはいけないことに対する図書館関係者の複雑な心境についても取り上げています。

How libraries in some other Canadian cities deal with security risks(CBC, 2023/1/24)
https://www.cbc.ca/news/canada/manitoba/public-library-security-canadian-cities-1.6723364

参考:
米・フィラデルフィアの図書館員らが、若者による銃撃を防止するために開館時間の延長や職員の増員を要求(記事紹介) [2022年06月21日]
https://current.ndl.go.jp/car/46345

図書館スタッフへのセクハラ・脅迫・暴力:カナダ・トロント大学の調査(記事紹介) [2021年10月06日]
https://current.ndl.go.jp/car/44930

カナダのノース・バンクーバーの公共図書館における刺傷事件の発生と、図書館員らへの支援メッセージ(記事紹介) [2021年03月30日]
https://current.ndl.go.jp/car/43694

職員が利用者から受ける暴力・暴言の増加:カナダ・トロント公共図書館(TPL)の事例(記事紹介) [2020年3月5日]
https://current.ndl.go.jp/car/40412