京都大学、京都大学オープンコースウェア(OCW)に関する方針を発表:現行OCWのコンテンツ維持や「OCW2.0(仮称)」の新運用等

2023年1月17日、京都大学が、今後の京都大学オープンコースウェア(OCW)に関するお知らせを掲載しました。

お知らせの中では、現行のOCWのコンテンツについては原則として追加・削除を行わずにウェブサイトを維持すること、新たに「OCW2.0(仮称)」を運用して一般市民を対象とした講義を無償で発信すること、同大学公式YouTubeや研究科YouTubeなどを一元的に検索できる動画検索システム「KU-Search(仮称)」を構築すること、全学的なコンテンツの制作・発信等を支援する「コンテンツ企画・支援室(仮称)」を開設すること、等が説明されています。

また、学内向け講義については、基本的には学習管理システム(Learning Management System:LMS)を利用するが、学外向け講義に転用し、OCW2.0(仮称)として発信することも考えていくと案内されています。

今後の京都大学オープンコースウェアについて(京都大学, 2023/1/17)
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news/2023-01-17

参考:
京都大学情報学研究科の有志により、講義動画や資料を集めたポータルサイト“OCW Central”が公開 2022-10-26
https://current.ndl.go.jp/car/47052

京都大学、「今後の京都大学オープンコースウェアに関するタスクフォース」を設置 2022-09-20
https://current.ndl.go.jp/car/46849

京都大学高等教育研究開発推進センターが2022年9月末に廃止:京都大学オープンコースウェア(OCW)の公開中コンテンツは運用を検討中 2022-08-12
https://current.ndl.go.jp/car/46648

京都大学がYouTubeで講義などを公開 2008-04-09
https://current.ndl.go.jp/car/7599

E1174 – オープンコースウェア誕生から10年
カレントアウェアネス-E No.193 2011.05.26
https://current.ndl.go.jp/e1174

CA1811 – 動向レビュー:MOOCの現状と図書館の役割 / 重田勝介
カレントアウェアネス No.318 2013年12月20日
https://current.ndl.go.jp/ca1811