2022年12月2日、科学技術データ委員会(CODATA)が、FAIR原則の実装を促進するWorldFAIRプロジェクトに関する報告書“FAIR Implementation Profiles (FIPs) in WorldFAIR: What Have We Learnt?”を公開したと発表しました。
“FAIR Implementation Profiles (FIPs)”は、研究コミュニティがFAIR原則関連の取組や決定を表現するためのアプローチであり、FAIR原則の実装に関連する一連の質問で構成されています。2022年7月から10月にかけて、WorldFAIRプロジェクトは、多様なFIPsを作成したと述べられています。
レポートでは、WorldFAIRプロジェクトの概要や目的、ケーススタディ、各コミュニティで行われたFAIR原則実装のための決定を一覧するためのFPI、フィードバックやケーススタディから分かったこと、FAIR原則実装やプロジェクト全体をFPIがどのように支援するか等についてまとめているとあります。
News(CODATA)
https://codata.org/about-codata/news/
※2022年12月2日付で“New report on value and utility of FAIR Implementation Profiles (FIPs) available from the WorldFAIR project”が掲載されています。
New report on value and utility of FAIR Implementation Profiles (FIPs) available from the WorldFAIR project(CODATA)
https://codata.org/new-report-on-value-and-utility-of-fair-implementation-profiles-fips-available-from-the-worldfair-project/
WorldFAIR Project (D2.1) ‘FAIR Implementation Profiles (FIPs) in WorldFAIR: What Have We Learnt?’(Zenodo, 2022/11/29)
https://doi.org/10.5281/zenodo.7378109
参考:
科学技術データ委員会(CODATA)、研究データマネージメント政策の成功事例に関する報告書を“Zenodo”で公開 2015-08-28
https://current.ndl.go.jp/car/29286
E2052 – FAIR原則と生命科学分野における取組状況
カレントアウェアネス-E No.353 2018.08.30
https://current.ndl.go.jp/e2052
E1871 – 研究データの法的相互運用性:指針と実施のガイドライン
カレントアウェアネス-E No.317 2016.12.22
https://current.ndl.go.jp/e1871