ケンブリッジ大学図書館、資料デジタル化で「世界のための電子図書館」を目指す

英国ケンブリッジ大学図書館が、所蔵資料のデジタル化により「世界のための電子図書館」(digital library for the world)を目指す計画を発表しています。この計画に対して150万ポンド(約2億円)の資金提供を受ける予定があるとのことで、手始めに、世界最古級の『コーラン』やニュートンの著作といった、宗教学分野と科学分野の貴重資料のデジタル化が進められるようです。同館のニュースリリース等には、世界中の人に同館が所蔵するコレクションへのアクセスを提供し、グローバルなコミュニケーションを始めるきっかけとしたい、との同館関係者のコメントが紹介されています。

Cambridge aims to become the world’s library(ケンブリッジ大学図書館のニュースリリース)
http://www.lib.cam.ac.uk/newspublishing/index.php?c=#news200

Cambridge University ‘digital library for world’ plan(BBC News 2010/6/4付けの記事)
http://news.bbc.co.uk/2/hi/england/cambridgeshire/10241488.stm

New chapter as library opens digital service(Cambridge News 2010/6/4付けの記事)
http://www.cambridge-news.co.uk/Home/New-chapter-as-library-opens-digital-service.htm