連邦通信委員会、米国内のブロードバンドの導入と利用に関する調査の結果を発表

米国の連邦通信委員会(Federal Communications Committee: FCC)は、国内におけるブロードバンドの導入と利用の実態を調査し、このほどその結果報告書を発表しました。それによると、成人の78%がインターネットを利用しており、65%が家庭でブロードバンドを導入しているということが分かりました。さらに、報告書では、家庭にブロードバンドを導入していない成人を下記の4つのカテゴリーに分類しています。

(1) Digiltally Distant(距離がある層)
母集団の10%に相当。この層の半数の人が、インターネットは自分たちの生活にとって重要ではない、あるいは、ブロードバンドを導入するのに必要なデジタル・リテラシーを欠いている、と回答。

(2) Digitally Hopefuls(見込みのある層)
母集団の8%に相当。低所得層、特に、ヒスパニックとアフリカン・アメリカン。インターネットを利用したいが、資金がない。

(3) Digitally Uncomfortable(不便を感じている層)
母集団の7%に相当。コンピュータを持ちたいが、インターネットが提供する全てを活用するのに必要なスキルと関心を欠いている。

(4) Near Converts(切り替えが近い層)
母集団の10%に相当。家庭にブロードバンドを導入するのに、コストが最大の障壁になっている。

FCCのプレスリリース
http://hraunfoss.fcc.gov/edocs_public/attachmatch/DOC-296443A1.pdf

報告書全文
http://hraunfoss.fcc.gov/edocs_public/attachmatch/DOC-296442A1.pdf

FCC: Broadband Adoption and Use in America
http://www.pewinternet.org/Commentary/2010/February/FCC-Broadband-Adoption-and-Use-in-America.aspx#