SNSやブログは子ども達に「書く楽しさ」を教える―英国の調査

英国の独立慈善機関“National Charity Trust”はこのほど、イングランドとスコットランドの9歳から16歳の子どもを対象に実施した“書くこと”に関する調査の結果を公表しました。この調査では、「どのくらいの子どもが“書くこと”を楽しんでいるか」「子どもたちが関わっているのは、どのようなタイプの“書くこと”なのか」「子どもたちは、自分がどのくらい“書くこと”に長けていると考えているか」「子どもたちの“書くこと”にとって、テクノロジーが果たす役割とは何か」といったことを調べており、3,001人分のデータが集まりました。データから、ブログやSNSといったウェブサービスは、子どもに“書くこと”の楽しさを教え、“書くこと”に対する自信を与えているということ、子どもたちは、コンピュータが自分たちの書く力に有益であると信じていること、などが分かりました。結果報告は、授業カリキュラムを子どもたちの現状に合わせて改善していく必要を指摘しています。

Young people’s writing: Attitudes, behaviour and the role of technology
http://www.literacytrust.org.uk/research/writing_survey_2009.html

Don’t knock blogging – it’s the answer to our literacy problems
– THE INDEPENDENT 2009/12/3付けの記事
(この調査の結果を紹介するとともに、テクノロジーを取り入れて成功したリテラシーの授業例を紹介する記事)
http://www.independent.co.uk/news/education/schools/dont-knock-blogging-ndash-its-the-answer-to-our-literacy-problems-1832593.html