ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団、米国5州の図書館のインターネット接続環境の向上に助成

ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団が、米国5州(アーカンソー、カンザス、マサチューセッツ、ニューヨーク、ヴァージニア)の公共図書館のインターネット接続環境の向上に対しておよそ340万ドルを助成すると、プレスリリースで発表しています。そのほか、14の州の図書館に対して、米国電気通信情報局(NTIA)からの助成を得るためのサポートを行うとのことです。プレスリリースでは、2009年9月に米国図書館協会(ALA)が公表した報告書“Libraries Connect Communities 3”に記されている、米国の図書館の60%ではネットワーク回線容量が利用者のニーズに応えるには不十分であるという状況も紹介されています。

Foundation Announces New Support for Public Libraries to Help Provide Broadband Access for More Americans(ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団のプレスリリース)
http://www.gatesfoundation.org/press-releases/Pages/opportunity-online-helping-libraries-get-broadband-funding-091201.aspx

Libraries Connect Communities 3
http://www.ala.org/ala/research/initiatives/plftas/2008_2009/librariesconnectcommunities3.pdf

参考:
ビル・アンド・メリンダゲイツ財団、公共図書館のネット接続高速化に約700万ドル提供(米国)
http://current.ndl.go.jp/node/9827

E980 – 米国の公共図書館におけるITサービスの現況
http://current.ndl.go.jp/e980