ドイツ政府によるGoogleブックス和解案への意見書の内容

ドイツ政府がGoogleブックスをめぐる訴訟の和解案について2009年8月31日付けでニューヨーク地裁に提出した意見書(英語)の全文が、ウェブに掲載されています。その前文部分では、和解案に反対する理由として、以下のような見解が示されています。
・ドイツ及び欧州連合(EU)の著作者・出版社・デジタル図書館に悪影響を与えること
・公的ではなく私的な交渉に基づくものであること
・ドイツの国内法に反すること
・影響は米国内にとどまらず国際的に広がり、著作権についての国際的な基準等にも影響を与えうること

The Author’s Guild et al v. Google Inc. Document 179 (Justia Docs)
http://docs.justia.com/cases/federal/district-courts/new-york/nysdce/1:2005cv08136/273913/179/

Federal Republic of Germany Opposes Google Book Search Settlement(2009/9/3付けDigitalKoansの

記事)
http://digital-scholarship.com/digitalkoans/2009/09/03/federal-republic-of-germany-opposes-

google-book-search-settlement/

参考:
ドイツ政府、Googleブックスの和解案に関してNY地方裁判所に意見書を提出
http://current.ndl.go.jp/node/14249