バーチャル本棚を作成・共有できるソーシャルブックサイト“LibraryThing”が、小さな図書館の目録作成を手伝うイベント“Flash-Mob Cataloging Party”を開催しています。
米国の小さな図書館や資料室の中には、LibraryThingを蔵書目録として用いているところが少なからずあるようです。こうした小さな図書館は、蔵書数に比して図書館員の数が少なく、目録作成を行うのが大変なことから、LibraryThing利用者がボランティアとして小さな図書館に集まって、皆で(コピーカタロギングによる)目録作成を手伝うというイベントです。LibraryThingのライブラリアン、Abby Blachly氏の呼びかけで始まり、2009年3月までに2回開催されています。参加者は(持っていれば)ノートパソコンとネコ型バーコードスキャナを持って集まるようにとされており、作業場所、食事等は受け入れ側の図書館が提供しています。設立者のスポールディング(Tim Spalding)氏も2回参加し、目録作成の感想をブログに記しています。第3回はノースカロライナ州立大学図書館のメタデータ・目録部門がイベント主催者となり、3月23日に小さな歴史博物館で行われる予定です。
Flash-Mob Cataloging Party – WikiThing
http://www.librarything.com/wiki/index.php/Flash-Mob_Cataloging_Party
Group: Flash-Mob Cataloging | LibraryThing
http://www.librarything.com/groups/flashmobcataloging
LibraryThing: The First Ever Catalog Flash-Mob
http://www.librarything.com/blog/2008/11/first-ever-catalog-flash-mob.php
LibraryThing: Flash-mob cataloging: We did it!
http://www.librarything.com/blog/2009/02/flash-mob-cataloging-we-did-it.php
(スポールディング氏による感想)
参考:
E616 – ソーシャルネットワークでつながる愛書家たちの本棚
http://current.ndl.go.jp/e616