CA1962 – 動向レビュー:ウェブ上で提供される調べ方案内の展開 ―米国での実践を中心に― / 藤田 千紘

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カレントアウェアネス
No.341 2019年9月20日

 

CA1961

動向レビュー

 

ウェブ上で提供される調べ方案内の展開
―米国での実践を中心に―

関西館図書館協力課:藤田千紘(ふじたちひろ)

 

はじめに

 図書館のレファレンスサービスは、利用者からの求めに応じて情報提供や利用案内を行う直接レファレンスと、レファレンス情報源の整備や管理等を行う間接レファレンスに大別される(1)。ICT(情報通信技術)を用いたレファレンスサービス(=デジタルレファレンスサービス)が進展した今日、間接レファレンスもまたその例外ではない。過去に本誌に掲載された、デジタルレファレンスサービスの動向を扱う記事(CA1437CA1895参照)においても、情報源の整備は重要な領域として言及されてきた。

 本稿では図書館が間接レファレンスのために整備する情報源のうち、特にウェブ上で提供される「調べ方案内」を取り上げ、この分野における実践が進んでいる米国の事例を中心に、近年の特徴的な動向を概観する。

 なお「調べ方案内」と類似した内容を指すものとして、日本語では「調査ガイド」「パスファインダー」等、英語では“research guide” “subject guide” “pathfinder”等、複数の語が用いられる。各々の語はそれぞれ異なる内容を指して使い分けられる場合もあるが、その定義は使用者によって異なり、一意に定めがたい。そのため本稿では便宜的に「調べ方案内」を用いる(文脈上、特定の呼称を用いるのがふさわしいと判断される場合を除く)。また定義としては、『図書館情報学用語辞典』(第4版)における「パスファインダー」の項の記述に従い、「利用者に対して,特定の主題に関する各種情報資源や探索方法を紹介・提供する初歩的なツール」(2)及びそれに類するものとする。

 ウェブ上における調べ方案内の展開は多岐にわたるが、それらの共通点として、調べ方案内がさまざまな意味合いにおいて「つながる」ツールとしての性格を強めている、ということがあるように思われる。そのような観点を軸に事例の紹介を試みたい。なお、本稿の分析・意見にあたる部分はすべて筆者の個人的見解である。

 

1. 調べ方案内のウェブ化まで

 まずは、調べ方案内がたどってきた道のりを簡単に振り返る。特定の主題に関する資料のリストや書誌を紙にまとめたものは19世紀後半にはすでに使用されていたが、それらは調査を行うプロセスを案内するものではなかった(3)。1960年代後半から1970年代初頭にかけて図書館にコンピュータが導入されるようになると、米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)でシステムを用いた情報移送の実験プログラムであるINTREX(Information Transfer Experiments)が実施され、同プロジェクトのメンバーであるキャンフィールド(Marie Canfield)らによって「パスファインダー」のアイデアが提示された(4)。パスファインダーは「研究図書館で利用可能なさまざまな情報資源へと図書館利用者を導く、段階的な教育ツール」として機能するものとされ、その役割を果たすために必要な内容と形式が定義された(5)

 1980年代後半から1990年代初頭にかけて図書館がウェブサイトを構築するようになり、調べ方案内もさまざまな形で(紙の調べ方案内のPDF化、HTMLでの調べ方案内の構築、双方向的なチュートリアルやマルチメディア表示等)オンライン化されていった(6)。同時に、「パスファインダー」という用語が古風なものとみなされ、“research guide” “subject guide” “online tutorial”といった用語がより一般的なものとして用いられるようになった(7)。その後、調べ方案内のウェブ化が普及するにつれ、調べ方案内作成に利用できる商用またはオープンソースのソフトウェアも複数提供される状況となった(8)

 一般にウェブ上の調べ方案内は紙のそれに比べ、インターネット情報や音声・映像等のより幅広い情報を提供でき、場所や時間の制限なくアクセス可能である。また、ウェブページは紙よりも更新が容易で、適宜更新が必要な調べ方案内に適している。一方で、ウェブページの作成・更新のためには、専門的な知識や技術を持った人員が必要となり、作業には一定の時間と労力がかかる。

 これに対して、専門知識を持たない者でも「ガイド」と呼ばれる調べ方案内を作成できるCMS(Content Management System=コンテンツ管理システム)として2007年にリリースされたのが、米国Springshare社のLibGuides(E1410参照)(9)であった。LibGuidesは、操作の容易さ、既存のガイドを再利用できること、関連するさまざまなツールをガイドへ付加できること等を特徴として、大学図書館をはじめ各機関で飛躍的に利用を増やし、現在、世界で大きなシェアを占めている(10)。LibGuidesで作成されたガイドでは、作成者である図書館員のプロフィールや顔写真が添えられ、「顔が見える」作りになっていることも特徴である。

 

2. 展開の諸相

 それでは、ウェブへ移行した調べ方案内はその後どのような展開を遂げたのか。いくつかの側面から事例を紹介する。

 

2.1. 図書館外へつながる:アウトリーチの試み

 展開の一つは、調べ方案内への図書館外部からのアクセスが容易になったことを活かし、図書館外の人々とつながろうとする試みである。例えば米国のイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校及びジョージアサウスウエスタン州立大学の図書館では、ウェブ上の調べ方案内を「自館の資源やコレクションを売り込み、大学内の他機関や地域コミュニティとの結びつきを強めるアウトリーチのツール」として利用することを意図した試みを報告している(11)

 この報告によれば、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のミュージック・アンド・パフォーミングアーツ図書館(MPAL)は、学内のクラナートパフォーミングアーツセンター(KCPA)と協働して調べ方案内を構築し、KCPAで行われるパフォーマンスの演者やレパートリーについて知ることができる自館の所蔵資料を紹介した。一方、ジョージアサウスウエスタン州立大学図書館は、地域のパフォーミングアーツ団体とパートナーシップを組み、地域のアートセンターのイベントやサービス、地元の劇場でのイベント等を図書館資料とともに紹介する調べ方案内を作成した。

 その他、大学図書館がキャンパスの所在する地域について情報を提供する「ローカルガイド」を作成する取り組みも複数行われている(12)

 また、大学図書館を中心に、自館の特別コレクションをウェブ上の調べ方案内へ掲載する例も多くなっている(13)(14)。これは、学外の人々には存在が知られにくく「隠れた」状態に陥りがちな特別コレクションを見つけやすくすることを意図した取り組みであり、その意味でアウトリーチの試みの一つといえるかもしれない。

 

2.2. 教育カリキュラムとつながる:情報リテラシー教育、LMS(Learning Management System)との連携

 ウェブへ移行した調べ方案内が、その内容としてインターネット情報を含むようになることは自然な流れであった。そのことはすなわち、調べ方案内においてインターネット情報の選別や利用方法の案内がなされることを意味する。情報化社会の進展とともに教育課程における情報リテラシーの養成が求められるようになったことと軌を一にして、ウェブ上の調べ方案内も、情報リテラシー教育のためのツールという新たな役割を帯びることになった(15)。2001年の記事では、インターネット情報源を選別しその適切な利用法を示したパスファインダーを作成することによって、生徒を「間接的に教育する」ことが提案されている(16)

 そして、2000年代からLMS(Learning Management System=学習管理システム。講義資料や講義に関する情報の配信、テストの実施、成績管理等をオンラインで行うことができる、eラーニング実施のためのシステム)が高等教育課程で普及し始めると、LMSと図書館との連携が模索され、その一手段として、LMSと調べ方案内の連携が行われることになる。2000年代初頭以降、Blackboard Vista(及び後継のBlackboard Learn(17))がLMSの主流となり、LibGuidesが調べ方案内において有力な位置を占めたことから、両者の連携が関係者にとって大きな関心事となった(18)。現在、LibGuidesはBlackboardをはじめ、さまざまなLMSとの連携を実現している(19)

 ボウエン(Bowen)(20)は、「図書館の情報資源を学生に案内すること」及び「学生に情報リテラシーを身に付けさせること」を意図したLMSと図書館の連携の一環として、専用のリンクやボタン、アイコンからアクセスできる調べ方案内をLMS shell(21)へ埋め込むという手法が実施されていることを紹介している。

 利用の実例として、LibGuidesで作成されたガイドへのボタンをLMS shell上に搭載している米国のカリフォルニア州立大学チコ校で2011年に学生を対象として行われた調査によれば、ガイドへのアクセスの容易さには好意的な意見が多く、有用性については約62%が「非常に役に立つ」、約24%が「まあまあ役に立つ」、約10%が「役に立たない」と答えている。また、調査課題を行うのに「図書館のガイドだけを使った」との回答が約63%となっている(22)

 

2.3. 他の図書館とつながる:図書館員の協働とコミュニティ形成

 1.で触れたキャンフィールドらによる1973年の論文では、パスファインダーに関する協働プログラムの試みが説明されている(23)。これは、パスファインダーの作成後に図書館名・請求記号・資料の所蔵場所を消去することで、特定の館に限定されないパスファインダーが出来上がり、そこに各館が自館の情報を書き加えることで自館用のパスファインダーを再生産できる、というものであった。しかし、各館がパスファインダーの主題選択における自律性や、自館の蔵書に合ったパスファインダーを作成することを優先したために、この試みは1975年には頓挫した(24)

 これに一種通じるアイデアとしてLibGuidesが打ち出したのが、ガイドの再利用等にあたって図書館員が協働することによる省力化及びノウハウの共有、それによって実現される所属機関を超えた図書館員のコミュニティ形成である。

 ガイドの再利用機能は、LibGuides立ち上げと同年の2007年に追加された(25)。翌年にはSpringshare Lounge(26)が公開されている。LibGuides参加機関はこのページにログインすることで、他の参加機関と意見や質問等を交わすことができる。また2011年に追加されたグループ機能では、館種や主題ごとのグループを作ることができ、そこに所属すると、グループ宛てのメッセージ送信や掲示板の利用、グループのメンバーとの一対一でのチャット等が可能になった(27)

 調べ方案内がウェブ上にあることで、過去とは比較にならないほど広い範囲での協働が可能になったことは言うまでもない。2008年に開設されたLibGuides Community(28)では、館種や国を超えて、全世界でLibGuidesを利用している機関が作成したガイドをまとめて検索することが可能になっている。テーマだけではなく機関や作成者からもガイドが検索できる他、登録されたガイドの中でSpringshare社がピックアップしたものの紹介も行われている。

 

3. 課題:利用の実態

 新たな展開が進んだ一方、ウェブ上の調べ方案内がそこにかかる費用・労力・時間に見合うほど利用されているかという点についても繰り返し調査がなされている(29)(30)(31)。その結果はさまざまだが、総じてあまり芳しいとはいえない。

 調べ方案内への外部からのアクセスに関してはどうだろうか。OCLCが米国・英国・カナダの14歳以上の人を対象に実施した2010年の調査で、米国に関しては、情報探索の際に図書館のウェブサイトから始めると回答した人は0%、また、情報探索の過程で図書館のウェブサイトを用いると回答した人は33%だったと報告されている(32)。もし図書館のウェブサイトまでたどり着いたとしても、調べ方案内が掲載されている箇所は機関によりまちまちであり、深い階層にある等、見つけにくい状況にあることも多い。これは各機関における調べ方案内の位置づけが異なっている(そもそも位置づけが確立されていない場合もある)ことと関連しているが、利用者を遠ざける原因となっている。

 ウェブ上にあればそれだけ多くの目に触れ利用が多くなる、と単純に考えることは楽観的に過ぎるだろう。むしろウェブ上の大量の情報に埋もれ、調べ方案内の存在が見えづらくなっている状況も想像される。

 

おわりに

 本稿では米国の事例を紹介してきたが、現在は国内でも、多くの機関が調べ方案内をウェブ上で提供するようになってきている。国立国会図書館では調べもの支援サイト「リサーチ・ナビ」で調べ方案内を公開している(33)。また大学図書館については、複数の機関がLibGuidesを用いてガイドを作成しており、九州大学(34)や慶應義塾大学(35)等で特に利用が進んでいる。九州大学では、さまざまなコンテンツが作成され、図書館で活動している人がイメージでき、結果として図書館のイメージアップにつながっているとの感触があるという(36)。また慶應義塾大学では、学内の資料利用に関する情報や情報の探し方をLibGuidesに一本化していき、学内でのガイドの共有化を図っているほか、早稲田大学図書館と共同したガイド構築の可能性も検討しているという(37)。国内における取り組みは、今後も発展の余地があるといえよう。

 調べ方案内はウェブへ移行することにより新たな展開を遂げ、「つながる」ツールとしての役割を強化した。より動的な情報発信型ツールとなった、と言い換えてもよい。そこには、単なる形態の移行に留まらない根本的な変化がある。

 こうしたウェブ上の調べ方案内の可能性を十分に活かすためには、上述の根本的な変化を明確に認識したうえで、他機関と協働しながら、対象とする利用者を明確にし、発信の在り方を工夫することが必要になる。情報が溢れる現代において、図書館が提供する調べ方案内が今後、より柔軟な広がりを見せて人々の情報探索活動に貢献することを期待したい。

 

(1) 間部豊. “レファレンスサービスの構造”. 情報サービス論. 小田光宏編著. 日本図書館協会, 2012, p. 26-33, (JLA図書館情報学テキストシリーズ, 3-5).

(2) “パスファインダー”. 図書館情報学用語辞典. 日本図書館情報学会用語辞典編集委員会編. 第4版, 丸善出版, 2013, p. 199.

(3) Emanuel, Jennifer. “A Short History of Library Guides and Their Usefulness to Librarians and Patrons”. Using libguides to enhance library services : a LITA guide. Dobbs, Aaron W.; Sittler, Ryan L.; Cook, Douglas eds. ALA Tech-Source, An imprint of the American Library Association, 2013, p. 3-20.

(4) Ibid.

(5) Canfield, Marie P. Library pathfinders. Drexel Library Quarterly. 1972, vol. 8, issue 3, p. 287-300.

(6) Emanuel. op. cit.

(7) Ibid.

(8) Ibid.

(9) Springshare. “LibGuides – Content Management and Curation Platform for Libraries”.
https://www.springshare.com/libguides/, (accessed 2019-07-17).

(10) 以下のページによれば、92か国5,398機関で44万1,875人の図書館員が参加し、69万4,042のガイドが作成されている。
Springshare. “LibGuides Community”.
https://community.libguides.com/, (accessed 2019-07-22).
また、国立図書館では米国議会図書館(LC)がLibGuidesを採用している。経緯は以下のページに記述されている。
Springshare. “The Library of Congress Now Helps You Navigate Its Immensity with LibGuides”. Springshare Buzz.
https://buzz.springshare.com/stories/library-of-congress, (accessed 2019-05-30).

(11) Goodsett, Mandi; Dougan, Kirstin. “Community outreach through LibGuides”. Reimagining reference in the 21st century. Tyckoson, David A.; Dove, John G.; Lafayette, West eds. Purdue University Press, [2015], p. 215-222, (Charleston insights in library, archival, and information sciences).

(12) Lyons, Charles. Are We Covering Our Own Backyards?: An Analysis of Local Research Guides Created by Academic Business Librarians. Journal of Academic Librarianship. 2009, vol. 35, issue 5, p. 421-430.

(13) Reese, Jacquelyn Slater; McCain, Chery. Special Collections LibGuides: An Analysis of Uses and Accessibility. Practical Academic Librarianship: The International Journal of the SLA. 2017, vol. 7, issue 1, p. 1-12.

(14) Farnel, Sharon et al. “Where there’s a will there’s a way : using LibGuides to rescue paper ephemera from the bibliographic underbrush”. Description : innovative practices for archives and special collections. Theimer, Kate ed. Rowman & Littlefield, [2014], p. 115-129, (Innovative practices for archives and special collections , no. 1).

(15) O’Sullivan, Michael K.; Scott, Thomas J. Pathfinders Go Online. Library Journal. 2000, vol. 125, issue 10, p. 40-42.

(16) Block, Marylaine. Teaching Kids Indirectly. Library Journal. 2001, vol. 126, issue 11, p. 33-34.

(17) Blackboard Inc. “Blackboard Learn”.
https://www.blackboard.com/blackboard-learn/index.html, (accessed 2019-06-12).

(18) Bowen, Aaron. A LibGuides presence in a Blackboard environment. Reference Services Review. 2012, vol. 40, issue 3, p. 449-468.

(19) Springshare. “LibGuides Courseware Integration with Desire2Learn, Blackboard, Canvas, Moodle and more!”. Springshare Blog. 2018-08-02.
https://blog.springshare.com/2018/08/02/libguides-courseware-integration-with-desire2learn-blackboard-canvas-moodle-and-more/, (accessed 2019-06-12).

(20) Bowen. op. cit.

(21) LMS shellは、特定のコース(科目)に対応したLMS内のページ領域を指す。
“What is Learning Management System (LMS) Shell”. IGI Global.
https://www.igi-global.com/dictionary/learning-management-system-lms-shell/58409, (accessed 2019-08-05).

(22) Bowen. op. cit.

(23) Stevens, Charles H.; Canfield, Marie P.; Gardner, Jeffery J. Library pathfinders: a new possibility for cooperative reference service. College & Research Libraries. 1973, vol. 34, issue 1, p. 40-46.
http://crl.acrl.org/index.php/crl/article/download/12490/13936, (accessed 2019-08-21).

(24) Gardner, Jeffrey J. “Pathfinders, library”, Encyclopedia of library and information science, vol.21. Marcel Dekker, Inc., 1977, p. 468-473.

(25) Springshare. “Reusing Content in LibGuides”. Springshare Blog. 2007-07-08.
https://blog.springshare.com/2007/07/08/reusing-content-in-libguides/, (accessed 2019-06-05).

(26) Springshare. “User Forums, Events, Videos, And a Whole Lot More ? The Springshare Lounge”. Springshare Blog. 2008-08-26.
https://blog.springshare.com/2008/08/26/springshare-lounge/, (accessed 2019-06-05).

(27) Springshare. “Springshare Lounge: Groups Galore!”. Springshare Blog. 2011-08-29.
https://blog.springshare.com/2011/08/29/springshare-lounge-groups-galore/, (accessed 2019-06-05).

(28) Springshare. “LibGuides Community”.
https://community.libguides.com/, (accessed 2019-06-05).

(29) Courtois, Martin P.; Higgins, Martha E.; Kapur, Aditya. Was this guide helpful? Users’ perceptions of subject guides. Reference Services Review. 2005, vol. 33, issue 2, p. 188-196.

(30) Rafferty, Ryan S. The impact of library instruction: do first-year medical students use library resources specifically highlighted during instructional sessions?. Journal of the Medical Library Association. 2013, vol. 101, issue 3, p. 213-217.

(31) Chiware, Maureen. The efficacy of course-specific library guides to support essay writing at the University of Cape Town. South African Journal of Libraries & Information Science. 2014, vol. 80, issue 2, p. 27-35.

(32) Gauder, Brad. Perceptions of Libraries, 2010: Context and Community. OCLC. 2010, p. 32.
http://www.oclc.org/content/dam/oclc/reports/2010perceptions/2010perceptions_all_singlepage.pdf, (accessed 2019-07-05).

(33) 国立国会図書館. “調べ方案内”. リサーチ・ナビ.
https://rnavi.ndl.go.jp/research_guide/index.php, (参照 2019-07-03).

(34) 九州大学附属図書館. “Cute.Guides”.
https://guides.lib.kyushu-u.ac.jp/, (参照 2019-07-03).
九州大学がインターネット上で公開している調べ方案内(Cute.Guides)は、国立国会図書館が運営するレファレンス協同データベースの「調べ方マニュアル」としても登録されている。
九州大学附属図書館. “Cute.Guidesの学習ガイドをレファレンス協同データベースに登録しました”. 2019-07-19.
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/news/cute_crd, (参照 2019-07-31).

(35) 慶應義塾大学メディアセンター. “Keio University LibGuides”.
https://libguides.lib.keio.ac.jp/?b=g&d=a, (参照 2019-07-03).
慶應義塾大学におけるLibGuides導入の経緯については、以下のような文献がある。
佐藤康之, 岡本聖, 三谷三恵子, 関恭子. LibGuidesの導入と活用 : 全塾レファレンス担当者会議の取り組み. Medianet. 2015, (22), p. 38-44.
http://www.lib.keio.ac.jp/publication/medianet/article/pdf/02200380.pdf, (参照 2019-08-21).

(36) 2018年3月に同大学図書館の担当者から対面でのヒアリングを行った結果に基づく。

(37) 2019年7月に同大学図書館の担当者からメールでのヒアリングを行った結果に基づく。

Ref:
Puckett, Jason. Modern pathfinders : creating better research guides. Association of College and Research Libraries, a division of the American Library Association, 2015, 145 p.

 

[受理:2019-08-21]

 


藤田千紘. ウェブ上で提供される調べ方案内の展開 ―米国での実践を中心に―. カレントアウェアネス. 2019, (341), CA1962, p. 20-23.
https://current.ndl.go.jp/ca1962
DOI:
https://doi.org/10.11501/11359095

 

Fujita Chihiro
Evolution of Online Subject Guide: Focusing on the Practices in the United States