CA1393 – OCLCとRLG,電子情報保存のためのメタデータに関する現状報告書発表 / 図書館研究所

カレントアウェアネス
No.261 2001.05.20


CA1393

OCLCとRLG,電子情報保存のためのメタデータに関する現状報告書発表

2001年3月,OCLCとRLG(Research Libraries Group)による「保存のためのメタデータ検討班(Working Group on Preservation Metadata)」は,メタデータに関して共通の目標と方法を示すために現状を調査し,報告書を発表した。

この検討班は2000年3月に結成されたもので,メタデータの構造を策定し,実用化することを目的としている。OCLCとRLGの担当者からなる実行委員会が置かれ,検討メンバーには,英米およびヨーロッパ,オーストラリアの国立図書館や主要な図書館が名を連ねている。

報告書では,保存のためのメタデータを定義し,汎用性を持たせるために必要な構造を提示するとともに,各国で進行している電子情報保存プロジェクトを比較し,共通点と相違点を指摘している。報告書の本文は,http://www.oclc.org/digitalpreservationで見ることができる

Ref: RLG. OCLC and RLG publish paper on future of digital preservation metadata. [http://www.rlg.org/pr/pr2001-presmeta.html] (last access 2001. 4. 19)