研究データ

COUNTERプロジェクト、研究データの評価指標に関する実務指針の第1版を公開

2018年9月14日、COUNTERプロジェクトが、研究データの評価指標に関する実務指針“Code of Practice for Research Data Usage Metrics”の第1版を公開しました。

カリフォルニア電子図書館(CDL)、DataCite、DataONE、からなる研究データの評価指標に関するMake Data Count(MDC)プロジェクトとCOUNTERプロジェクトが共同で策定したものです。

「COUNTER実務指針第5版」の内容と可能な限り調整されていますが、研究データ固有のものに関しては、「COUNTER実務指針第5版」から離れて特別に対応しています。

COUNTERプロジェクトでは、あわせて第1版への意見を募集しており、寄せらせた意見は第2版に反映させるとしています。

@ProjectCounter(Twitter,2018/9/14)
https://twitter.com/ProjectCounter/status/1040263879539011585

Open Research Funders Group(ORFG)、利害関係者のオープンサイエンスへの理解促進を目的とした資料集“Open 101”を公開

2018年9月12日、大手研究助成機関が結成したOpen Research Funders Group(ORFG)が、オープンサイエンスのメリットの理解促進のための資料集“Open 101”を公開しました。

オープンサイエンス導入によるメリットに関する利害関係者の理解を促進することで、研究助成機関によるオープンサイエンスに関する効果的な組織的活動を支援する事が目的です。

ORFG Releases "Open 101" Tip Sheets for Research Stakeholders(ORFG,2018/9/12)
http://www.orfg.org/news/2018/9/11/orfg-releases-open-101-tip-sheets-for-research-stakeholders

Google、“Dataset Search”(ベータ版)を公開

2018年9月5日、Googleが“Dataset Search”(ベータ版)の公開を発表しています。

出版者や個人ウェブサイト、デジタルライブラリ、データリポジトリ等で公開されている多様なデータセットを検索する事が可能です。

Googleでは、“Dataset Search”を開発するに当たり、Google等の検索エンジンが、データセットの作成者・公開日・収集方法・使用条件などを理解できるよう、標準schema.orgに基づいたデータ記述方法のガイドを作成しており、研究データのプロバイダに対して、同標準を採用することを推奨しています。

Making it easier to discover datasets(Google,2018/9/5)
https://www.blog.google/products/search/making-it-easier-discover-datasets/

E2052 - FAIR原則と生命科学分野における取組状況

近年,学術研究の世界においてはいわゆる「オープンデータ」の潮流が世界的に広がっている。すなわち,研究の成果であるデータを公開し,共有することが科学の発展のために強く推奨されるようになった。さらに,データの公開・共有化もただやみくもに行えば良いのではなく,一定のルールに基づくべきだとされるようになった。このルールの中で現在最も世界的に人口に膾炙していると思われるのが,FAIR原則である。
 

文部科学省、研究環境基盤部会(第96回)の議事録を公開

文部科学省が、2018年8月9日に開催した研究環境基盤部会(学術技術・学術審議会 学術分科会)の議事録を公開しました。

同会の議題は大学共同利用機関の今後の在り方についてで、人間文化研究機構、情報・システム研究機構、総合研究大学院大学の関係者を招いたヒアリングが行われています。このうち人間文化研究機構に関する質疑の中では国際日本文化研究センターの発行する雑誌のインパクトファクターの話題から、人文学における研究評価指標について議論されています。また、情報・システム研究機構に関しては、データサイエンス共同利用基盤施設について議論が交わされています。

研究環境基盤部会(第96回) 議事録(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu4/010/gijiroku/1408462.htm

【イベント】第1回 SPARC Japan セミナー2018「データ利活用ポリシーと研究者・ライブラリアンの役割」(9/19・東京)

2018年9月19日、東京都千代田区の国立情報学研究所(NII)において、第1回 SPARC Japan セミナー2018「データ利活用ポリシーと研究者・ライブラリアンの役割」が開催されます。

「国立研究開発法人におけるデータポリシー策定のためのガイドライン」の位置づけや経緯を踏まえ、どのようにしてデータポリシーを策定するか、また図書館の提供サービスにおいてデータポリシーをどのように活用できるかを検討する事を目的としています。

参加費は無料ですが、定員は70人で、事前の申込が必要です。
申込受付は8月24日より開始予定で、当日は動画中継も予定されています。

主な内容は以下の通りです。

・「研究データ管理・利活用ポリシー策定ガイドライン」の概要とめざすもの
赤池伸一氏(科学技術・学術政策研究所 上席フェロー / 内閣府 政策統括官(科学技術・イノベーション担当)付参事官)
林 和弘氏(科学技術・学術政策研究所)

・国立環境研究所データポリシーとデータ公開に向けた試み
白井知子氏(国立環境研究所 地球環境研究センター)

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)運営委員会、「統合イノベーション戦略についての見解」を公表

2018年8月2日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)運営委員会が、「統合イノベーション戦略についての見解」を公表しています。

6月15日に閣議決定された『統合イノベーション戦略』に盛り込まれた「第2章 知の源泉(2)オープンサイエンスのためのデータ基盤の整備」に関して同運営委員会の見解を示したものです。

統合イノベーション戦略についての見解(JPCOAR,2018/8/2)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/?page_id=74#_href_243

統合イノベーション戦略についての見解
http://id.nii.ac.jp/1458/00000106/

米国の大学図書館における「データ・ライブラリアン」とは?(文献紹介)

2018年8月にマレーシアのクアラルンプールで開催される第84回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会での発表資料として、米・ノーステキサス大学情報科学部のHammad Rauf Khan氏及びYunfei Du氏による“What is a Data Librarian?: A Content Analysis of Job Advertisements for Data Librarians in the United States Academic Libraries”と題する文献が公開されています。

複数のオンラインの就職掲示板上での米国の大学図書館のデータライブラリアンに関する求人広告を調査することで、データライブラリアンの中核要件や、データライブラリアンに要求されるスキル・職責・資格の最新動向を明らかにしようとしたもので、図書館情報学のカリキュラムを雇用者のニーズを満たすよう改善することが目的です。

E2051 - Japan Open Science Summit 2018<報告>

2018年6月18日から19日まで,学術総合センター(東京都千代田区)において,Japan Open Science Summit 2018(JOSS2018)が開催された。国内でオープンサイエンスに携わる関係者を対象としたカンファレンスである。基調講演,特別講演及び18のセッションで構成され,最後にパネルセッションが設けられたほか,主催及び協力機関がオープンサイエンスや研究データに関する各自の取組について紹介するポスター展示が行われた。本報告では,このうち,2つの講演と2つのセッションを中心に報告する。

英・ウェルカム・トラストとSpringer Nature社、研究者の研究データ公開を支援するサービスの試行を開始

2018年7月12日、英・ウェルカム・トラストとSpringer Nature社は共同で、研究者が研究データを公開することを支援するパイロット事業を行なうと発表しています。

同事業は6か月から12か月の期間の実施を予定しており、ウェルカム・トラストから助成を受けた研究者が、Springer Nature社の研究データ支援(Research Data Support)サービスを利用して研究データを公開する費用を先着順で支援するものです。

公開した研究データは、査読誌に投稿もしくは出版された論文に関連付けることが可能で、研究データはSpringer Nature社の雑誌で公開された論文に限定されません。研究データはCCコモンズライセンスのもと公開・管理されます。

また、ウェルカム・トラストの出版プラットフォームであるWellcome Open Researchで成果を発表する研究者は、投稿システムを経由して、研究データ支援サービスの利用オプションを使用することができます。

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