E375 – NDL,『図書館調査研究リポート』No.4,No.5を刊行

カレントアウェアネス-E

No.65 2005.09.07

 

 E375

NDL,『図書館調査研究リポート』No.4,No.5を刊行

 

 国立国会図書館は,平成16年度に実施した2件の調査研究の成果を取りまとめた『図書館調査研究リポート』No.4,No.5を刊行し,調査にご協力いただいた関係諸機関等に配布するとともに,その全文をウェブサイト上に掲載した。

 No.4は,平成15年度から2年間にわたって行った「電子情報環境下における科学技術情報の蓄積・流通の在り方に関する調査研究」の成果をまとめたものである。2年目となる昨年度は,大学図書館や研究機関における外国学術雑誌の所蔵状況,当館の遠隔複写サービス利用者の情報探索行動とニーズ,関西文化学術研究都市内の研究者の情報行動,米国・英国・ドイツにおけるドキュメント・デリバリー・サービスの現状について調査研究を実施した上で,2年間の調査の総括として,わが国における科学技術情報の蓄積・流通のあり方と,その中で国立国会図書館が果たすべき役割を展望した。

 No.5は「図書館職員を対象とする研修の国内状況調査」の成果報告書である。国内の主要な図書館関係団体・機関が主催する図書館職員への研修事業(7例)を対象に調査を実施し,国内における図書館職員を対象とする研修事業の現状と課題について整理・分析を行い,また国立国会図書館に求められている役割を考察した。

Ref:
http://www.ndl.go.jp/jp/library/lis_research/lis_rr_01.html