オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、リポジトリ内のリソースを対象とした査読サービスのための標準手法を示したモデル案を公開:パブリックコメントを実施中

2020年8月3日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)は、リポジトリ内のリソースを対象とした査読サービスのための標準手法を示したモデル案の公開を発表しました。8月4日から9月11日までパブリックコメントを実施しています。

COARは2020年1月、フランス・パリで開催した会議において、リポジトリとオーバーレイ査読サービスとを接続する共通アプローチの可能性を調査しました。参加者からは多くの異なるユースケースが提示されたものの、ワークフロー、機能性、目的という点で大きな類似があり、共通アプローチが開発可能であることが明らかになったとしています。

今回公開されたモデルは、COARの次世代リポジトリイニシアチブによる作業の成果であり、2020年1月の会議で提示されたユースケースを参考にしています。

Overlay model for peer review on repositories – open for public comment(COAR, 2020/8/3)
https://www.coar-repositories.org/news-updates/overlay-proposed-model/

Modelling Overlay Peer Review Processes with Linked Data Notifications [PDF:7ページ]
https://www.coar-repositories.org/files/Modelling-Overlay-Peer-Review-Processes-with-Linked-Data-Notifications-1.pdf

参考:
E2011 – 次世代リポジトリの機能要件および技術勧告
カレントアウェアネス-E No.344 2018.03.22
https://current.ndl.go.jp/e2011

E2255 – 分散型のオープンな出版フレームワーク“Pubfair”
カレントアウェアネス-E No.390 2020.05.14
https://current.ndl.go.jp/e2255