米国図書館協会(ALA)は、会員の人口構成、雇用形態などの動向と、各会員が得ている利益について調査をおこない、その結果を公表しています。この調査は2008年5月に、米国国内に在住する会員を対象にオンライン調査でおこなわれ、13,367名(会員の約26%)が回答したものです。
主な調査結果は下記の通りです。
・会員の多くは、35歳以上の白人女性で、かつ修士号以上の学位を取得している。
・49%の会員は、年収5万ドル(436万円)以上。
・82%はフルタイム雇用、また半数が管理職である。10人中8名が図書館に勤務。
・ALAなど各種職能団体の会費を、大部分の会員は自費で支払っており、勤務先から特別な便宜を得ていない。
・各種研修会や会議への参加費用、旅費については、全てまたは一部を勤務先が負担している。
・勤務先から得ている非金銭的な便宜としては、サバティカル(16%)や半年単位の契約(9%)よりも、フレキシブルタイム(43%)や代休(39%)が多い。
Membership Research Study Summary Report
http://www.ala.org/ala/aboutala/governance/officers/ebdocuments/20082009boarddocuments/EBD12.4combined.pdf