北米研究図書館協会(ARL)が、手稿資料(manuscript)のコレクションに関する情報のウェブでの公開に関する調査をおこない、その報告書が”SPEC Kit”307号として公開されています。回答率は59%で、主要な調査結果は以下の通りです。
・すべての回答館が、所蔵している手稿に関する何らかの情報を、ウェブに掲載している。
・大部分の回答館は、ウェブでの情報提供を充実したいと考えている。
・情報提供が不十分である第1の理由は、職員と時間の問題である。
・回答館の大多数は、所蔵している手稿の目録を、MARCフォーマットで作成しており、EAD(Encoded Archival Description;符号化記録史料記述)で作成している館はほとんどない。
・図書館員やアーキビストは、他の多くの業務の間隙をぬって、手稿資料の整理と目録の作成に時間を割いている。
本文は有料ですが、サマリーが無償で公開されています。
Manuscript Collections on the Web, SPEC Kit 307
http://www.arl.org/news/pr/spec307-17nov08.shtml