「真面目な」バーチャル・ワールドを教育・学習にどう活用できるのか?-JISCが報告書を刊行

3Dやアニメーションを利用して、多くの利用者が同時に相互作用・相互交流できるウェブ上の架空世界「バーチャル・ワールド」。このバーチャル・ワールドを類型化し、その特徴、学習・教育への活用可能性を考察するとともに、実際の活用事例を紹介する報告書“Serious Virtual Worlds”が、英国情報システム合同委員会(JISC)から出されています。

この報告書では、バーチャル・ワールドをロールプレイ型、社会型、業務型、研修型、(実際の地球・宇宙等の)鏡像型の5つにわけ、それぞれごとに活用可能性を論じ、また代表的なものをリストアップしています。ここで取り上げられているのは、「真面目な(serious)」なバーチャル・ワールドということですが、Google Earth、NASA World Windなどに加え、Second Lifeや多人数同時参加型オンラインゲーム(MMOG)の利用可能性についても考察されています。

Serious Virtual Worlds report : JISC
http://www.jisc.ac.uk/Home/publications/publications/seriousvirtualworldsreport.aspx