出版業界とともに機関リポジトリを評価するプロジェクトPEERがヨーロッパで始まる

欧州連合(EU)の支援を受けて、ヨーロッパ広域で、出版社と図書館、学会、研究所、研究助成団体などが協同で、機関リポジトリへの大規模なシステマティック・デポジットが、ヨーロッパの研究活動への読者のアクセスや著者のビジビリティ、ジャーナルの存続可能性などへどのような影響を与えるかを調査するプロジェクト”PEER”(Publishing and the Ecology of European Research)を開始しています。

参加しているのは、国際STM出版社協会(STM)、ゲッティンゲン州立・大学図書館、マックス・プランク協会(Max Planck Society)、SURF財団などで、2008年から2011年の間実施される予定になっています。

STM partners in the just launched pioneering collaboration between publishers, repositories and the research ommunity
http://www.stm-assoc.org/home/stm-partners-in-the-just-launched-pioneering-collaboration-b.html

In Europe, a Collaborative Effort Will Gather Data on Research and Repositories
http://www.libraryjournal.com/index.asp?layout=article&articleid=CA6605420

Pioneering collaboration between publishers, repositories and the research community launched
https://mx2.arl.org/Lists/SPARC-OAForum/Message/4618.html

英仏独蘭:グリーンOAの影響を共同調査へ – 情報管理Webニュース
http://johokanri.jp/news/?p=966

参考:
シュプリンガー社とオランダの大学図書館コンソーシアム、共同OA評価イニシアチブを開始
http://current.ndl.go.jp/node/6108
Max Planck、Springer社とOpen Choice含みで電子ジャーナル購読契約継続へ
http://current.ndl.go.jp/node/7399
STM出版社はどのように付加価値を提供しているか
http://current.ndl.go.jp/node/7691