American Libraries誌によると、経済の混乱は図書館経営にまで波紋を投げかけています。世界経済を襲った株式市場の損失などの影響で、図書館への寄付金額を減額する寄付主が現れ、十分な図書館の運営資金をまかなえなくなり、重役を解雇することで運営資金を節約する図書館も出始めているということです。一方でカリフォルニア大学バークレー校図書館のように、今行動を起こして事態に対応するのではなく、しばらくは状況を静観し、それから対策を練る、という図書館もあり、米国内の図書館もまた、経済の動向を見守っています。
Economic Uncertainty Spreads to Library Endowments
– American Libraries 2008/10/14付けの記事
http://www.ala.org/ala/alonline/currentnews/newsarchive/2008/october2008/endowmentsshaken.cfm
参考:
E818(No.133)図書館の運営資金をどうやって集めるか?―OCLCの報告書から
http://current.ndl.go.jp/e818