OCLC、図書館に対する非英語資料の需要に関する調査結果を公表

OCLCが小・中規模の大学図書館、コミュニティカレッジ図書館、学校図書館、および公共図書館を対象に実施した、非英語資料への需要に関する調査結果が公表されています。
主な調査結果は以下の通りです。

・回答した公共図書館の約58パーセント、大学・コミュニティカレッジ・学校図書館(以下、大学・学校図書館など)の約48パーセントが、非英語資料への需要があると回答。

・資料のジャンルは、公共図書館では大人向けフィクション(86パーセント)、大人向けノンフィクション(79パーセント)、子ども向けフィクション(77パーセント)の順である。大学・学校図書館などでは、カリキュラム支援資料への要求が圧倒的に高い(67パーセント・2位の大人向けフィクションは39パーセント)。

・資料形態は図書への要求が高い(公共図書館は96パーセント、大学・学校図書館などは95パーセント)。一方で公共図書館では、DVD(78パーセント)や一般的な雑誌(59パーセント)への需要も根強い。

・資料言語は、いずれもスペイン語の需要が高い(公共図書館は94パーセント、大学・学校図書館は90パーセント)。2位以下は、公共図書館では中国語、ロシア語、その他の言語の順で、大学・学校図書館では、その他の言語、中国語、日本語の順である。

Surveys measure demand for non-English materials
http://www.oclc.org/news/announcements/announcement303.htm

Demand for Non-English Materials Study(Academic/School District Libraries)
http://www.oclc.org/services/brochures/213598usf_language_sets_college.pdf

Demand for Non-English Materials Study (Public Libraries)
http://www.oclc.org/services/brochures/213598usf_langauge_sets_public.pdf