米国心理学会、NIHパブリックアクセス義務化への新しい対応方針を発表

米国国立衛生研究所(NIH)助成研究のパブリックアクセス義務化に関する対応について、一度発表したルールを翌日に撤回するなど混乱していた米国心理学会(APA)ですが、このほど、まだ検討中としながらも、新しいルールを発表しました。新しいルールでは、助成機関の要請に応じてAPAが著者に代わって最終稿をPubMed Centralに登録すること、著者は自身のウェブサイトや所属機関のリポジトリに最終稿をセルフアーカイビングできることが明記されています。

Document Deposit Procedures for APA Journals
http://www.apa.org/journals/authors/pubmed-deposit.html

July 20th, 2008付けDigitalKoansの記事
http://digital-scholarship.org/digitalkoans/2008/07/20/latest-apa-deposit-policy-allows-authors-to-self-archive-articles-in-institutional-repositories-and-on-personal-web-sites/
July 19, 2008付けOpen Access Newsの記事
http://www.earlham.edu/~peters/fos/2008/07/new-interim-policy-from-apa.html

参考:
米国心理学会、NIHパブリックアクセス義務化への対応方針を見直しへ
http://current.ndl.go.jp/node/8314

米国心理学会、NIH助成研究のOA化費用として2,500ドルを大学に課すことに
http://current.ndl.go.jp/node/8312