複数の専門家が独自の主観的意見を出し合い、各々の意見を専門家にフィードバックして再度意見を出し合う、といったプロセスを繰り返し、専門家の知見を集約するという「デルファイ法(Delphi method)」を用い、FRBRの研究や実践の課題を見出そうというプロジェクトが、米国オハイオ州のケント州立大学図書館情報学大学院で行われています。この成果のハイライトが公開されました。
・FRBRに沿った形での目録規則を開発する必要がある
・FRBRに基づいたレコード、レコードエンコーディング標準、FRBR導入のためのフレームワークを発表する必要がある
・FRBR化(FRBRization)を促進するツールやソフトウェアを開発・テストする必要がある
など、課題だと目されているトップ10が紹介されています。
なお、フルレポートは刊行準備中とのことです。
Kent State University School of Library and Information Science IMLS-funded FRBR Project: Publications
http://frbr.slis.kent.edu/publications.htm
December 14, 2007付けCatalogablogの記事
http://catalogablog.blogspot.com/2007/12/study-of-functional-requirements-for.html