メタデータ作成の負荷を減らすとともに機械処理の負担を減らし利用可能性を拡大することを意図し、Dublin Coreのエレメントセット(RFC2413)をもとにこれよりも情報量を減らしたメタデータセット“DCMI Kernel Metadata”を作成する試みが、DCMI内の同名のコミュニティで行われています。このほど、Kernel MetadataのDraft2が作成され、パブリックコメントが求められています。
Kernel Metadataはwho、what、when、where、how(howは作成中)の5つの要素、すなわち誰が、何を、いつ、どこで、どのように、を表現するものです。各々、about、support、metaの3つの階層に分かれており、当該メタデータが指し示すコンテンツに現れる対象に関する情報はabout-who(誰についてのコンテンツか?)、about-what(何についてのコンテンツか?)などaboutで、当該メタデータ自体に関する情報はmeta-who(メタデータに責任を有するのは誰か?)、meta-what(メタデータの識別子は?)などmetaで表現するようになっています。
DRAFT 2: Kernel Metadata and Electronic Resource Citations (ERCs)
http://dublincore.org/groups/kernel/kernel1_0.html
DCMI Kernel Metadata Community
http://dublincore.org/groups/kernel/index.shtml