IMLSとNEH、図書館・博物館・研究者等が連携するデジタルプロジェクトに助成

米国の博物館・図書館情報サービス機構(IMLS)と全米人文科学基金(NEH)が協同で、博物館、図書館、文書館、IT専門家、人文科学研究者などが組織を超えて連携して行う人文科学分野のデジタルプロジェクトに対し助成する“Advancing Knowledge: The IMLS/NEH Digital Partnership Grants”を行うと発表しています。同時に、この初回の受賞者として以下の3プロジェクトが発表されています。合わせて100万ドルを超える金額が助成されています。

・ペンシルバニア歴史協会が中心となって行う、フィラデルフィア近隣の歴史的な地図・記録文書・写真などの文化遺産をインタラクティブなウェブサイトで提供するプロジェクト“PhilaPlace: A Neighborhood History and Culture Project”
・タフト大学が行う、“Perseus Project”(古代エジプト・ギリシャ・ラテン語やルネサンス期の英語など、時代・地域を越えた各種言語のテキスト・画像のデータベース)のデータを、文脈に基づいて検索できるようにするプロジェクト“Scalable Named Entity Identification in Classical Studies”
・カリフォルニア大学バークレー校が中心となって行う、オープンソースを利用したアイルランド研究資料のデジタルデータベース構築プロジェクト“Context and Relationships: Ireland and Irish Studies”

The Institute of Museum and Library Services and the National
Endowment for the Humanities Award First
Advancing Knowledge: The IMLS/NEH Digital Partnership Grants
http://www.imls.gov/news/2007/091707.shtm

Historical Society of Pennyslvania
http://www.hsp.org/
Perseus Digital Library
http://www.perseus.tufts.edu/
Context and Relationships: Ireland and Irish Studies
http://ecai.org/neh2007/